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心の底に眠っている潜在能力を開発しよう!


監修/解説: 富田 隆(心理学者)

 人間の脳は、いかなるスーパーコンピューターをもしのぐ、素晴らしい情報処理能力を持っています。ところが、私たちが日常使っているのは、そのごく限られた領域に過ぎません。逆に言えば、こうした未開発領域を活性化させることにより、それまで不可能だったことも可能になるわけです。たとえば、すぐれた運動選手や芸術家がやってのける驚嘆すべきパフォーマンスも、ただ感覚器や筋肉があればできるというものではありません。脳における高度な情報処理機能が肉体を制御することで初めて可能になるのです。私たちのメイン・コントロール・センターが脳にあることを忘れてはいけません。しかも、どんなに優秀な超能力者であっても、脳の構造そのものは普通の人と同じなのです。つまり、基本的なハードウエアという点で差はないのです。問題はプログラムにあります。結局、一般の人たちと優秀な運動選手や芸術家との違いは、高度な情報処理能力を使っているかどうかという点にあるわけで、潜在的には誰の脳にもそうした能力の基礎が備わっていると考えてよいのです。こうしてみると、改めて、私たちの脳に眠っている未開発領域の広大さに驚かされます。
 20世紀の初頭、オーストリアの心理学者ジクムント・フロイトは人間の精神活動において無意識領域のはたしている機能の重要さに気がつきました。ノイローゼ状態の時に現れる行動や日常的ミスなどは、本人もなぜそうしたのか説明できないものが多く、精神分析医との対話を通して、ようやくその原因が解明される様になりました。たとえば「ライバルへの無意識の増悪がその人の名前を忘れさせた」とか「義兄に対して抱いていた無意識の恋愛感情から罪の強迫観念が生じ、自分を罰するための心身症反応が現れた」というような複雑な心理過程が次々に解明されていったのです。さらに研究が進むと、異常な行動や特殊な状況に限らず、私たちの普通の行動や思考、意志決定などもまた無意識領域の精神活動により支えられている、ということが明らかになってきました。フロイトの後継者、スイスの心理学者カール・グスタフ・ユングは、人間の精神を氷山にたとえ、意識の光が当たっている部分、すなわち海上に顔を出している部分は、氷山のほんの一部分に過ぎず、実はその何十倍もの部分が海中、すなわち無意識の世界に横たわっている、と指摘しています。ユングは無意識の領域を、幼少時から現代にいたるまでの個人的な経験から形成される個人的無意識と、その更に奥深くに広がる集合無意識とに分類しました。集合無意識とは、個人の経験的な枠を超えた、人類に共通の無意識領域です。
 こうした無意識の機能は、現代の先端をいく情報科学的な心理学の研究からもますます解明されつつあります。たくさんのサブルーチンプログラムや自動的な処理プログラムに相当する部分、処理方略の自動制御部分などは、いずれも無意識の領域で働いています。膨大な脳の情報処理に比べて、私たちが意識しているのはごく少量の情報なのです。そして、こうした無意識は未知の領域であると同時に「可能性」の領域でもあります。私たちの「自己」とは、意識でとらえる「自我」だけではなく、個人的無意識や集合的無意識をも包括した自己なのです。ですから心理学でいう自己表現とは「自分のやりたいことをやる」といった単純な意味ではなく、本来、無意識をも含めて、自分のうちに眠っている豊かな可能性を十分に実現するということなのです。
こうした、自己実現を推進し、能力開発をする手段として、様々な学習やトレーニングと同時に、心の無意識領域(一般に潜在意識とよばれている)に直接働きかける「サブリミナル・プログラミング法」があります。私たちの無意識領域には、膨大な可能性が眠っていると同時に、その実現を拒む常識的で否定的な潜在意識も存在し、それらの多くは、過去に周囲の人たちからささやかれた様々な否定的暗示、つまり「おまえは本当に頭の悪い子だね」とか「凡人にできるのは、せいぜいこれくらいさ」とか「あなたは、あんまりもてるタイプじゃないから」といった、劣等コンプレックスに結びつきやすい暗示的なメッセージが、いつのまにか否定的な潜在意識として形成され根付いてしまっています。そしてこれらは、「やれば簡単にできること」にブレーキをかけ、可能性を閉ざしてしまうのです。そこで、心の無意識領域に直接働きかけ、肯定的で積極的な潜在意識へと意識改革をする、この「サブリミナル・プログラミング法」が、きわめて有効な方法といえるのです。
 私たち人間は、いかなるスーパーコンピューターをもしのぐ素晴らしい脳を持っています。そして、私たちの無意識領域には、膨大な可能性が眠っています。あなたのたくさんの素晴らしい可能性を十分に引き出すために、このサブリミナルCDを活用し、あなたの理想とする未来を切り開いて下さい。

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